【医療機関のホームページ】


こんにちは。
院長の黒田です。

土日は、久しぶりに青空が広がったので外出しましたが、もはや真夏の暑さでは無く、秋空の雰囲気でした。赤とんぼが沢山飛び交う様子に、秋の到来をひしひしと感じました。
 
さて、今回は、いつもの、「病気」のお話ではありません。
このブログをご覧の方は、スマートフォンや、PC、モバイル端末をお使いの方でしょうから、医療機関を選ぶ際には、インターネットで検索することが多いかと思います。
体調が悪くなった際には、キーワードを入れて、googleやyahoo等で検索されるのではないでしょうか。

(例)「苫小牧」「めまい」や、「腹痛」「発熱」などのキーワードを入力して調べる。
    その結果を見て、自分が受診したいと思った医療機関へ行かれるかと思います。
     ノートPC

 
 
そして、自分の病気や症状のことを調べてみようと思い、色んな医療機関のホームページを見ているうちに、最後には、自分の症状や病気が、その医療機関のみでしか治療できないような気持ちになったことは無いでしょうか?
 

スマホで閲覧1 スマホで閲覧2スマホで閲覧3
            

医療機関のホームページは、内容が充実している物が多く、患者さんが調べたい情報が豊富に揃っていることもありますが、ちょっと注意が必要です。何でも掲載して良いかというと、そうではありません。以下に政府広報のページからの転記を貼り付けていますが、医療機関のホームページには、「ガイドライン」という物があり、これに沿ったホームページでなければなりません。
掲載すべきでないものとして、以下があげられています。
 
(1)
【客観的事実ではないもの】

 (例)○○治療は、非常に効果があります ←人により効果は異なり、証明できません。

    ○○治療は、〇倍効きます ←人により効果は異なり、〇倍を科学的に証明できません。

    〇〇治療は、合併症や副作用がありません ←100%を保証する治療は無いでしょう。

(2)
【比較広告】(特定又は不特定の他の医療機関と自らとを比較し、優良である旨を示す表現)

 (例)〇〇治療を行えるのは、当院だけです。 ← 他では行えない事を証明できない。
                        
    〇〇施設があるのは、当院だけです。 ← 同上
 
(3)
【医療機関にとって都合の良い情報などの過度の強調】

  (例)「他の病院では治らなかったのに、〇〇医院の〇〇治療を受けたら、治りました。」

             ← 他の医療機関での治療の効果が出てきたのかもしれません。
                       自然に治る病気もあります。本当に〇〇治療の効果でしょうか。
               架空の人物の体験談で、病気が治るような誤解を招いてはいけません。
               全員が治るのでしょうか? 効果が無い人は皆無なのでしょうか?
 
(4)
【早急な受診を過度にあおる表現】
 
(5)
【科学的な根拠が乏しい情報に基づき、国民・患者の不安を過度にあおるなどして、医療機関への受診や特定の手術・処置などの実施を不当に誘導するもの】

(例)「〇〇注射を受けなければ、病気で後遺症が残ります。」 
    ← 客観的データが無く、不安をあおる内容。

   「〇〇治療は効果が高く、お勧めです」 
    ← 特定の手術・処置などの有効性を強調する誘導で、客観的データがありません。
 
(6)
【公序良俗に反するもの】
 
(7)
【医療法以外の法令で禁止されるもの】
 

以上です。
これは、私の個人的意見では無く、政府、厚生労働省が定めたものです。

当クリニックのホームページでは、このガイドラインを遵守して作成されています。
よって、客観的事実では無い表現は、使用していません
(「当院の〇〇で治療を受ければ治ります」や、「この医療機器は当院にしかありません」、「この治療を行えるのは当クリニックだけです」、「必ず〇〇します」、「最新の医療設備」、「最新の治療」など)。
 
「最新の治療法」や「最新の医療機器」であることが、医学的、社会的な常識の範囲で、事実と認められるものであれば、ホームページ上で「最新」と記載することは、必ずしも禁止されるものではありません。但し、登場してから何年までを最新と認めるか、等の基準を示すことが困難です。

また、ガイドライン上で記載すべきでは無い項目がたくさん出てくるようだと、問題があると思われます。
   サイトにビックリ2
 

医療の進歩はめざましく、最新の治療は日々開発されていますし、良い治療はどんどん取り入れられています。
ですから、私は自分のクリニックが一番優れているとは、決して思っていません。
 
開院して3年を迎えましたが、病気に対して真摯に向き合うよう改めて気を引き締めると同時に、「新しい知識」「新しい技術」から取り残されていかないよう、医学書を読んだり、学会・講習会・講演会に積極的に参加して研鑽を積むように心がけています。
そのために、休診日が生じたり、臨時的に受付時間の短縮をお願いしていることは、通院中の患者さんには、大変申し訳ないと感じております。
但し、学んだことは日々の診療に反映して、それに見合うだけの診療内容に高めていきたいと考えていますので、ご理解のほどをお願いいたします。
 
耳鼻咽喉科疾患とは、何ら関係の無い、非常に長い文章になりましたが、医療機関受診のお役に立つことができれば幸いです。
 
参考までに、以下に「政府広報オンライン」を貼り付けておきます。
医療機関のホームページ上に、ガイドラインで掲載すべきで無い内容が多数あり、その内容に疑問点がある場合には、参考にして頂けると幸いです。
    PCで驚く女性       PCで驚く男性

 

 

 
医療機関のホームページに掲載する表現はガイドラインに沿っていなければなりません
不適切な内容や表現を発見したら都道府県へ通報を

                               平成25年4月15日
 
医療機関のホームページについて、その記載内容と実際の受診時における説明や対応が異なるといったトラブルが問題となっています。そこで、受診する人の保護や正確な情報提供という観点から、平成24年9月に「医療機関ホームページガイドライン」が作成されました。医療機関のホームページの閲覧の際には、ガイドラインを参考にしながら、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。

ホームページ上の不適切な表現をきっかけとした医療トラブルが発生

受診する医療機関を選ぶ際にはインターネットで情報を入手する、という方もいるのではないでしょうか。そのためには、医療機関からの正しい情報提供が不可欠です。
しかし、ホームページに掲載されている情報をきっかけとしたトラブルが発生しています。「『100%効果あり』とのうたい文句の点滴を受けたが効果がない」など、ホームページに掲載されている情報を契機としたトラブルも問題となっています。

広告規制の対象外となる医療機関のホームページ

医療は人の生命・身体に関わる極めて専門性の高いサービスである、という考え方から、受診する人の保護の観点に基づき、厚生労働省によって「医療広告ガイドライン」が既に作成されていました。客観性・正確性をみたすものについては、「(医療法の規制範囲内で)医療に関する広告」が認められています。

医療広告ガイドラインの概要
禁止される広告

• 広告が可能とされていない事項の広告
• 虚偽広告
• 比較広告
• 誇大広告
• 広告を行うものが客観的事実であることを証明できない内容の広告
• 公序良俗に反する内容の広告
• その他、薬事法などの他法令やそれに関連する広告の指針に抵触する内容の広告
 
但し、医療機関の「ホームページ」については、その情報を得ようとする方が自らアクセスして閲覧するなどの事情から、バナー広告等とリンクするものを除き、「広告」とは原則見なされていません。
しかし、医療機関のホームページに掲載されている情報を契機とするトラブルが発生しているため、虚偽・誇大な表現など不適切な情報提供による不当な誘引を防ぐとともに、客観的で正確な情報提供により国民・患者の皆さんが適切に内容を理解し、治療を選択できるように努めるという観点から、平成24年9月に、厚生労働省によって新たに「医療機関ホームページガイドライン(医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針)」が定められ、ホームページ上にある不適切な表現の改善を図ることとされました。

 

ホームページガイドライン

 

医療機関のホームページに「掲載すべき事項」「掲載すべきでない事項」
ホームページに掲載すべきではない事項の具体例は次のとおりとされています。

c_02b[1]

 
 
 このガイドラインによって、医療機関ホームページ上における不適切な内容に対して、行政指導ができるようになりました。
皆さんも今後、不適切な情報に惑わされないために、医療機関のホームページがガイドラインに従った適切な表現であるかどうか、ご注意ください。
もし、疑わしいホームページがあれば、お住まいの都道府県の医療課や医務課にご相談ください。

(政府広報オンラインより)
 

夏風邪のヘルパンギーナが増えています。

こんにちは。
院長の黒田です。
 
お子さん達は夏休みが終わり、幼稚園や学校に通い始めているかと思います。大人もお盆休みが終わり、お忙しい毎日かと思います。
リオ・オリンピックが終わり、続々と台風が来て雨降りばかりの毎日で、夏らしくないですね。カラッと晴れた日が待ち遠しい8月です。
  
 
さて、従来はこちらの「ブログ」で、病気の流行状況などをご案内しておりましたが、昨年からは、より迅速で確実な情報伝達のために、「Facebook(フェイスブック)」を利用して、各種のご案内をしております。
しかし、全ての患者さんが「Facebook」を利用しているわけでは無く、また、インターネット自体を使用していない方も沢山いらっしゃるかと思います。
 
あらためて、こちらのブログにて情報発信をさせていただきますが、もし機会がありましたら、「Facebook」に登録して、当院のページに「いいね」のボタンを押してみてください。新しい情報や、臨時休診の案内、受付時間の変更案内などがあった際には、新着情報ありの「お知らせ」マークが出るので、見逃すことが少なくてお役に立てるかと思います。
 
下の「いいね!」のボタンをクリックして頂けると、以下の当クリニックのFacebookページに移動します(課金されたり、何かに登録されることはありませんので御安心ください)。
実際のページで、クリニック外観写真の直下にある「いいね!」を押すと、新着情報をチェックできるようになります。

 

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既に「Facebook」では、紹介させていただいてから日数が経ってしまいましたが、あらためて病気の情報をご紹介いたします。
昨年ほどではありませんが、今年も夏風邪の患者さんが増えています。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。
 
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
「おたふく風邪」や「水疱瘡(みずぼうそう)」とは異なり、一度罹患(りかん)しても何度も繰り返して罹患することがあります。原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです。
症状の多くは、38-39℃の高い発熱です。咽頭痛を伴うこともあります。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱(すいほう)を認めることで、診断されます。

 
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子供でもしっかり口を開けてくれる場合には、このようにはっきりと確認できます。
 
 

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この患者さんは、「扁桃炎でのどが痛い」とのことで来院されましたが、扁桃には異常が無く、ヘルパンギーナの診断となりました。扁桃に近い場所の病変なので、自覚症状だけでは区別が難しいですね。
 
 

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乳幼児だと、「のどが痛い」と言ってくれず、発熱と食欲低下のみで、保護者の方も困ってしまうことがあります。この子供さんも、発熱と元気が無いとのことで来院しましたが、「ヘルパンギーナ」と診断されました。
口を開けてくれなかったり、病変が小さい場合には、分かりにくいこともあります。しかし、しっかり開口すると、口蓋垂の周りに粘膜疹があるのが分かります。
 
 
「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。
今年は、当院に「手足口病」の患者さんは一人も来ていませんが、他の医療機関を受診している方がいるのかもしれません。
 
どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬や内服薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
ウイルスが原因ですので、抗生物質は効きません(抗生物質は「細菌」には効果がありますが、「ウイルス」には無効です)。

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発熱は3日程度で落ち着くことが多いので、心配はありません。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。
 
保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内で、更に感染を広げてしまうことがあります。ヘルパンギーナや手足口病と診断されても、登校・出席停止の義務や法律はありません。なので、まだウイルスを排出しているお子さんが、会話や咳などを通じて、集団生活の中で他の子供たちに感染を広げてしまうことが避けられないのです。
なので、診断を受けた場合には、マナーとしてマスクをつけて、更なる感染を広げない様にするのが良いと思います。夏場なのでマスクの装用は暑苦しいですし、義務もありませんが、周囲に対するエチケットと考えていただけると幸いです。

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特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用をさせましょう)。
これらの夏風邪は、大人ではあまり見られませんが、免疫力の低下した大人にうつることもあります。ヘルパンギーナの子供さんを看病したお父さん・お母さんは、要注意ですね。
 
夏風邪症状でお困りの際にも、遠慮無く、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

 

 

平成27年のインフルエンザ予防接種について

こんにちは。

たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

すっかり気温が下がり、感冒症状で受診される方が大変多くなっております。
乳幼児では、鼻水と鼻すすりが続くことで、鼓膜切開が必要なほどに重症化した急性中耳炎になっていることが増えてきました。
小児の場合、特に耳の症状が無い場合でも、鼻水があれば中耳炎も疑った方が良いです。

さて、今年もインフルエンザの予防接種の時期になりました。
予防接種に関するご案内をいたします。

 

 

【インフルエンザワクチンが3価から4価になりました】

インフルエンザウイルスは、内部のタンパク質の種類によってA型、B型、C型の3種類に分類され、症状が強くて世界的な大流行を起こす原因になることで有名なのが、A型です。

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予防接種で、どのインフルエンザワクチン株を使用するのかは、厚生労働省健康局の依頼に応じて国立感染症研究所が検討し、これに基づいて厚生労働省が決定しています。以下の通り、ほぼ毎年、予防接種のインフルエンザ株が変わっています。

・平成24年度(2012/13シーズン)
 A/California(カリフォルニア)/7/2009H1N1pdm09
 A/Victoria(ビクトリア)/361/2011H3N2
 B/Wisconsin(ウイスコンシン)/01/2010(山形系統)

・平成25年度(2013/14シーズン)
 A/California(カリフォルニア)/7/2009X-179A)(H1N1pdm09
 A/Texas(テキサス)/50/2012X-223)(H3N2
 B/Massachusetts(マサチュセッツ)/02/2012BX-51B)(山形系統)

平成26年度(2014/15シーズン)
 A/California(カリフォルニア)/7/2009X-179A)(H1N1pdm09
 A/New York(ニューヨーク)/39/2012X-233A)(H3N2
 B/Massachusetts(マサチュセッツ)/2/2012BX-51B

そして今年ですが、厚生労働省より、以下の通知が発表になりました。
 

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平成2758

各都道府県知事 殿

厚生労働省健康局長

 生物学的製剤基準(平成16330日厚生労働省告示第155号)の規定に係る平成27年度のインフルエンザHAワクチン製造株を下記のとおり決定したので通知する。
 なお、平成27年度より4価のインフルエンザHAワクチンを導入する。
 

A型株
A/カリフォルニア/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
A/スイス/9715293/2013(NIB-88)(H3N2) ←昨年と変更

B型株
B/プーケット/3073/2013(山形系統)←昨年と変更
B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)←昨年と変更
 

******************************************************************************************************************

 

つまり、今回の平成27年度(2015/16シーズン)のワクチンは、今までの3価(Aが2つ、Bが2つ)から、4価(Aが2つ、Bが2つ)に変更になったのです。今年は、全ての医療機関で4価のワクチンが接種されます。
各製薬メーカーが4価のワクチンを製造しましたが、昨年までに比べて価格が大幅に上がりました。これに伴って、当院でも予防接種の価格を変更せざるを得なくなりました。

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【接種の年齢と回数】

(1) 6か月以上3歳未満  1回0.25ml 2回接種
(2) 3歳以上13歳未満   1回0.5ml 2回接種
(3) 13歳以上      1回0.5ml 1回または2回接種

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 ※ 生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体の上がりが悪く、有効性が確認されていないため、ワクチン接種の対象となっていません(接種希望があっても接種できません)
※ 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を受けて構いません。
※ 2回接種する場合は、腕の腫れを減らすため、左右交互に打つことが勧められています。

 

【ワクチン接種のお勧め時期】

 インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続します。2回接種が必要な場合、1回目の接種で抗体がピークに達している1か月後に追加接種した場合に最も抗体が上昇しますので、2回目の接種はこの頃に受けるのがよいでしょう(一般的には、接種間隔は2~4週とされています)。以下は当院として推奨するワクチン接種時期の例です。どんなに遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことをお勧めいたします。

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(2回接種の例)
 1回目 10月下旬~11月上旬
       ↓(4週後)
 2回目 11月下旬~12月上旬

(1回接種の例)
 1回目 10月下旬~12月上旬

 

【他の予防接種との接種間隔】

不活化ワクチン及びトキソイド接種を受けた場合は、6日以上の間隔をあけて、
生ワクチン接種を受けた場合は、ウイルスの干渉を防ぐために27日以上の間隔をあけて、
次のワクチンを接種することが推奨されています。

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安全性を確保するために、インフルエンザ予防接種の前に受けたワクチンをご確認ください。

【不活化ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は6日以上あける
インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、インフルエンザ、DPT-IPV、DPT、DT、ジフテリア、
破傷風、ポリオ、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、子宮頸がん

【生ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は27日以上あける
MR、麻疹、風疹、BCG、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス、黄熱
 

【妊娠中・授乳中の接種】

妊娠中の接種に関する安全性は確立していないので、妊婦または妊娠している可能性のある場合には、予防接種の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること、となっています。予防接種後の胎児の先天異常の発生率は、接種を受けていない自然発生率より高くなることは無いという報告もありますが、妊娠中の投与に関する安全性は確立しておらず、動物実験では薬剤の胎盤通過性が報告されています。よって、万が一の危険性を心配される方は、接種を控えたほうが良いと思われます。妊娠中の方は、通院中の産科担当医にご相談されることをお勧めいたします。「接種は問題が無い」、と言われた妊婦さんのワクチン接種については、当院でもご相談いただけます。

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一方、授乳期間中は、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無く、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。

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しかし、授乳期間中にインフルエンザに罹患した場合、授乳を続けながら抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を使用することは出来ません。なので、授乳しながらでも受けられるワクチン接種による予防をお勧めいたします(以下をご参照ください)。

※    授乳中のインフルエンザ治療
授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられています。しかし、母親と乳児は日常から接触する機会が多く、母乳とは関係なく、咳などの飛沫感染によって乳児に感染する可能性が高いと思われます。
 そして、抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザなど)は母乳中に移行すると言われており、投与中に母乳を与えることは避けることとなっています。米国予防注射詰問委員会の勧告では、抗インフルエンザ治療薬について、「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とあります。
 
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【ワクチンに含まれる添加物について】

ワクチンの中には、防腐剤として「チメロサール」という水銀化合物が添加されているものがあります。

チメロサールが主な原因と考えられるアレルギーの報告例もあり、アメリカではワクチンの中のチメロサールをできるだけ早く低減または削減するとの方針が出され、ヨーロッパでも「使用上の注意」にチメロサールによる過敏症が起こる可能性がある旨を記載するという方針が出ました。

これを受けて、日本国内でもチメロサールによる過敏症に関する注意を「重要な基本的注意」に追記しています。チメロサールを含むワクチンの接種により、過敏症(発熱、発疹、蕁麻疹、紅斑、痒み)が現れたとの報告があり、接種後は十分な注意が必要とされています。
こちらには、チメロサールに関する非常に詳細な記載がありますので、興味のある方はご参照ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/thimerosal1.html
(横浜市衛生研究所のHPより)
 

【乳幼児ワクチン接種と脳症の関係】

インフルエンザの後遺症として有名なのが、インフルエンザ脳症です。

インフルエンザ脳症に関連して、一時期は抗インフルエンザ薬「タミフル」が飛び降りなどの異常行動の原因と報道されたことがありましたが、「タミフル」で飛び降りなどの異常行動が出たのでは無い、との報告が多数あります。インフルエンザの予防接種と、発症時の早期治療こそが、脳症を防ぐ方法であると、私は考えています。

より詳しい解説については、以下の厚生労働省のHPもご参照ください(「タミフル」についてはQ12に解説があります)。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
 

 

【当クリニックの予防接種】

(1)小児は、誤接種を防ぐために必ず母子手帳を持参して下さい。
     (手帳の持参が無く、直近で他の予防接種を受けているか確認できない場合には、
       接種をお断りすることがあります)
 

(2)接種開始日は、10/19(月)です

(公費助成の方は、11/2(月)から)。
お問い合わせは、診察時間内にお電話でお願いいたします。
(TEL) 0144-53-5800

完全予約制ではありませんが、予約の方を優先に行います
確実に接種を受けていただくためには、在庫確認のために電話でのお問い合わせと予約をお勧めいたします(在庫がなくなり次第終了いたします)。
 
遅くとも12月上旬までには接種を済ませておくことをお勧めいたします。
2回接種の方は、1回目を10月下旬~11月上旬に、2回目をその3~4週後に受けることをお勧めいたします。
 

(3)チメロサール(水銀を含有した保存料)の入っていない、1人で使い切り型のワクチンは、流通数自体が少ないために、数に限りがあります。原則として早いもの順で、無くなり次第終了です。
小さなお子さんや、授乳中の方、妊婦さん(通院中の産婦人科で接種の許可あり)、水銀の副作用が心配な方には、特にお勧めいたします。
昨年もチメロサールの入っていない(水銀を含まず安全性が高い)シリンジでの接種希望の方が多数いらっしゃり、健康や安全を考える方が増えてきたのだと思われます(シリンジタイプは、在庫が無くなり次第、終了です)

水銀なしをご希望の方は、
・1回接種の方は、入荷次第早い者順で終了
(予約確保は原則として行っていませんが、早期の接種希望の方はお電話でお問い合わせください)。
・2回接種の方(13歳未満)は、1回目を当院で行った場合に限り4週後まで確保の予約を受け付けます。

 

(4) 価格と回数

【生後6か月以上 1歳未満】

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2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
母子手帳をご提出ください

 

【1歳以上 3歳未満】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーなどの副作用が少ないタイプも選べます。
(製造数が非常に少ないです在庫がなくなり次第、終了します
   
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2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
母子手帳をご提出ください。

 

【3歳以上 13歳未満】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーの副作用が少ないタイプも選べます。
製造数が非常に少ないです在庫がなくなり次第、終了します

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2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
小児は母子手帳をご提出ください。

 

【13歳以上】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーの副作用が少ないタイプも選べます。
製造数が非常に少ないです在庫がなくなり次第、終了します

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原則として1回接種です

※ 一般に、13歳以上では1回接種で十分な免疫が得られるとされています。
但し、13歳以上でも基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方などは、医師の判断で2回接種となる場合があります。
 

ワクチンは数に限りがある貴重なお薬で、また瓶の製剤の場合、一度開封してしまうと保存することができません。大事なワクチンが無駄にならないよう、窓口で予約していただくことをお勧めいたします(予約がなければ接種が受けられないということではありませんが、確実に接種を受けていただけるためには予約をお勧めいたします)。

また、体調を崩したり、都合が悪くなって予約をキャンセルされる際には、早めにご連絡いただけますと、貴重なワクチンが無駄にならずに済みます。御協力のほどを宜しくお願いいたします。

以下にインフルエンザ関連の資料があるURLを掲載しています。当院へのお問い合わせは、診察時間内にお電話でお願いいたします。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
(厚生労働省のホームページ)
 

苫小牧市の公費助成を受けられる方

・下記に該当する方は、公費助成が受けられます。

氏名・年齢・住所を確認できる身分証明書(運転免許証や健康保険証など)
をご持参下さい。持参の無い方は公費助成を受けられません
 

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期間: 平成27年11月1日~28年1月31日
費用: 窓口での負担は、1,300円です。

 

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  窓口での負担は、無料です。

・非課税世帯の方でも生活保護世帯以外の方は有料になります。
・期間外の接種は対象外となりますのでご注意ください。
・苫小牧市に住んでいても苫小牧市に住民登録が無い場合は対象外となります。
・市外の医療機関で接種したときなど、全額自己負担で接種された方への補助はありません。

花粉症が一段落して、ヘルパンギーナと手足口病が流行しています。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長 黒田です。

お子さん達は夏休みに入ったのではないでしょうか。
今年の夏は、からっと晴れる日が少なく、曇りや雨の日が多く、特に週末になると天気が崩れがちのような気がします。
苫小牧では、もうすぐ「第60回港まつり」が始まります。晴天のもとで、花火もお祭りも楽しみたいですね。
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さて、5月から始まっていたイネ科の雑草の花粉症が、ようやく終息してきました。今年は例年と比べてもたくさん飛散したことが分かります。
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(北海道立衛生研究所のHPより)

イネ科の雑草は、夏にたくさんの花粉を飛ばすので、アレルギーの3症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)に加えて、目のかゆみを感じた人も多かったと思います。
当院で検査を受けて、「カモガヤ」のアレルギーと判明済みの皆さんは、自分の症状がアレルギーだと分かっていたので、早目に治療を開始して、ほとんど症状を感じずに快適に過ごせたのではないかと思います。
「カモガヤ」をはじめとしたイネ科の雑草は、9月にも花粉を飛ばすので、もう1回症状が出るかもしれません。初夏と秋にはイネ科の雑草アレルギーの可能性がある、と覚えておくと良いでしょう。春と秋の季節の変わり目には、いつも鼻の調子が悪くなる、という方は、実は「カモガヤのアレルギー」かもしれません。

下の写真は、イネ科の「カモガヤ」です。道端や公園に、沢山生えていると思います。自宅や職場の周りにたくさん生えている場合には、注意が必要ですね。
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この時期に鼻症状や目のかゆみが出るようであれば、一度耳鼻咽喉科専門医に相談の上、アレルギーの検査をして、しっかりと診断病名をつけて治療したほうが良いかもしれません。
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さて、今年の春先には「溶連菌感染症」に伴う扁桃炎や咽頭炎が大流行しました。のどの痛みは無く、発熱だけが症状だった人も多く、特にお子さんを持つ親御さんは、「風邪薬で様子を見ても治らないので、中耳炎かと思って来てみました」、という事が多かったです。

そして、今は溶連菌感染症が一段落して、今度は「夏風邪」が流行っております。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
麻疹や風疹、水痘とは異なり、一度罹患しても何度でも繰り返することがあります(原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです)。
多くは38-39℃の高い発熱が主な症状です。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱(すいほう)を認めることで、診断されます。
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 大人や、子供でもしっかり口を開けてくれる場合には、このようにはっきりと確認できます。
 

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これは別の患者さんです。扁桃炎だと思うとのことで来院されましたが、扁桃には異常が無く、ヘルパンギーナの診断となりました。扁桃に近い場所の病変なので、自覚症状だけでは区別が難しいですね。
 

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乳児だと、十分に症状を訴えることも出来ず、口を開けてくれないので、分かりにくいこともあります。しかし、しっかり開口すると、口蓋垂の周りに粘膜疹があるのが分かります。
 

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幼児だと、のどが痛いと訴えてくれる場合もありますが、発熱と食欲低下のみで症状がはっきりしないこともあります。
 

「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。

どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬や内服薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
発熱は3日程度で落ち着くことが多いので、心配はありません。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。

保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内でさらに感染を広げてしまうことがあります。
診断を受けた場合には、マスクをつけて、更なる感染を広げない様にしましょう。特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用をさせましょう)。
これらの夏風邪は、大人ではあまり見られませんが、罹患した子供さんのいる家庭では、免疫力の低下した大人にうつることもあります。ヘルパンギーナの子供さんを看病したお父さん・お母さんは、要注意ですね。

夏風邪症状でお困りの際にも、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

今年も花粉症が始まります

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

気温が上がり、季節外れの雨が続き、道路には雪が無くなりアスファルトが出ていたのですが、この2日間の積雪で一気に冬に舞い戻ってしまいました。

気温や天気がコロコロ変わる上、卒業や進学、転居や転職など、身の回りの環境も変わることが多く、何かと体調を崩しやすい季節です。

現在は、インフルエンザの流行も落ち着き、風邪症状で来院される患者さんが増えております。

そして、鼻風邪症状として来院された患者さんの中には、アレルギー性鼻炎と思われる方がたくさん見受けられるようになりました。3月に入ってからは、気温の高い晴れの日が続いたせいか、例年よりも早く花粉が飛び始めているようです。

以前に当院を受診して、アレルギー検査を受けている方は、春の花粉症の到来を感じていらっしゃるようで、既に治療を開始している方もいます。自分自身の病気(体質)を知っていると、わずかな鼻症状であっても何が原因なのかを何となく予想できますので、早目に正しい治療を受けられます。

この時期の鼻水・鼻づまり・くしゃみは、風邪ではなくて、アレルギー性鼻炎かもしれません。

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さて、3月下旬から飛散が始まる「ハンノキ」の花粉症、そして、これに続いて4月中旬から始まる「シラカバ」の花粉症ですが、「ハンノキ」は例年以上に早く飛散しているようです。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm


 花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜでは無く花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、結果によっては、咳止めを処方してもらうのではなく、アレルギーの治療を開始することで、大きく改善することもあります。

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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えることが出来ず、理由が無いのに機嫌が悪かったり、風邪薬を飲んでも熱がなかなか下がらない、といった兆候しか無いこともあります。「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

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 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。色のついた粘り気のある鼻水が出たり、頬や眉間、目と目の間(鼻のつけ根辺り)、などの重苦しさや痛みがあれば、副鼻腔炎の可能性が高いと言えます。

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また、アレルギー性鼻炎が疑われる際には、鼻炎の薬で治療するだけではなく、しっかりと検査をして確定診断をつけることが重要です。
当院では、花粉症を含めた成人用アレルギー検査の他に、小児の就学前アレルギー検査や、アナフィラキシーの危険がある食物アレルギーに対する「エピペン®」の処方も受け付けておりますので、遠慮なく御相談ください。

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平成26年のインフルエンザ予防接種について

こんにちは。

たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

すっかり気温も下がり、紅葉を通り越して落葉の季節となりました。そして、今年もインフルエンザの予防接種の時期になりました。

昨年の記事と重複する部分がありますが、今年もインフルエンザに関する情報を掲載いたします。記事の終わりには、当院の予防接種に関する案内がありますので、是非ご覧ください。

 

【インフルエンザウイルスの型とは】

「インフルエンザ」の病原体は、インフルエンザウイルスというRNAウイルスです(ヒブ予防接種の「インフルエンザ菌」とは異なります)。インフルエンザウイルスには、内部のタンパク質の種類によってA型、B型、C型の3種類の「属」に分類され、症状が強くて世界的な大流行を起こす原因になることで有名なのが、A型です。

A型インフルエンザは、ほぼ球形のウイルス表面に、HA、NAという2種類の糖たんぱく質が突き出ていて、ウイルスの表面がトゲに覆われたような形をしています。この2種類の糖たんぱくには亜型があり、HAが16種類、NAが9種類知られています。その組み合わせでインフルエンザの「型」が名づけられています。例えば、ソ連型H1N1型、香港型H3N2型、新型鳥インフルエンザH5N1型、などです。理論上は、16種類×9種類の計144種類が考えられますが、流行することで知られているのがこの3種類です。

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インフルエンザワクチンが開発されたばかりの頃は、ウイルスを薬液(ホルマリンなど)で処理して毒性を弱めてそのまま注射する「全粒子型ワクチン」でした。よく効くワクチンでしたが、発熱や注射した場所が赤くなり大きく腫れ上がる、ギランバレー症候群などの重篤な副作用も強かったようです。その後1970年代になり、薬液(エーテルなど)でウイルスをバラバラの断片に分解したものを注射する「スプリットワクチン」が開発され、現在も季節性インフルエンザのワクチンは「スプリットワクチン」が使われることがほとんどです。このワクチンは、「全粒子型ワクチン」に見られた大きな副作用が発生する頻度が少なく、安全性が高いのですが、バラバラになったウイルスでは十分な免疫力がつかずに効果が不十分となることも多いようです。

予防接種では、数種類のインフルエンザを不活化したスプリットワクチンを使用しますが、その年にどのインフルエンザワクチン株を使用するのかは、厚生労働省健康局の依頼に応じて国立感染症研究所が検討し、これに基づいて厚生労働省が決定しています。以下の通り、ほぼ毎年、予防接種のインフルエンザ株が変わっています。

・平成23年度(2011/12シーズン)
 A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09
 A/ビクトリア/210/2009(H3N2)
 B/ブリスベン/60/2008(ビクトリア系統)

・平成24年度(2012/13シーズン)
 A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09
 A/ビクトリア/361/2011 (H3N2)
  B/ウイスコンシン/1/2010(山形系統)

・平成25年度(2013/14シーズン)
 A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09
 A/テキサス/50/2012 (H3N2)
 B/マサチュセッツ/2/2012

・そして今年ですが、平成26年度(2014/15シーズン)
 A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
 A/New York(ニューヨーク)/39/2012(X-233A)(H3N2)
 B/Massachusetts(マサチュセッツ)/2/2012(BX-51B)

この組み合わせは、毎年厚生労働省が流行予測を行って5~6月に公布され、各製薬メーカーは7月にはその発表と全く同じ組み合わせのワクチンを製造し始めます。ですから、ワクチンメーカーによって効果が異なることはありませんし、接種する医療機関によって効果に差が出ることもありません(「○○病院の予防接種は効くけれど、△△クリニックのは効かない」ということは起こりません)。

厚生労働省の発表はあくまで予想ですので、実際に流行するインフルエンザ型が異なる場合があります。今回のワクチン株の選定に至る経緯は、下記の厚生労働省の資料をご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000033079-att/2r985200000330dw.pdf

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【接種の年齢と回数】

インフルエンザワクチンの接種量と回数が、平成23年度(2011/12シーズン)から変更されました。

(1) 6か月以上3歳未満 1回0.25ml 2回接種
(2) 3歳以上13歳未満 1回0.5ml 2回接種
(3) 13歳以上 1回0.5ml 1回または2回接種

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※ 生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体の上がりが悪く、有効性が確認されていないため、ワクチン接種の対象となっていません(接種希望があっても接種できません)
※ 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を受けて構いません。
※ 2回接種する場合は、腕の腫れを減らすため、左右交互に打つことが勧められています。

尚、日本で使用されているワクチンの特徴で、インフルエンザに一度も罹患したことのない人への効果は、一度でも罹患したことのある人への効果より低いと言われています(医学的には、「プライミング効果が低く、ブースター効果が高い」と言います)。ですから、小さなお子さんのいる家庭では、お子さんへの接種効果に期待するよりも、周囲の家族(ご両親や兄弟)が予防接種を受けることで、家族内で感染を起こさないようにする方が重要なのかもしれません。
 

【ワクチンの効果が出る期間】

インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続します。2回接種が必要な場合、1回目の接種で抗体がピークに達している1か月後に追加接種した場合に最も抗体が上昇しますので、2回目の接種はこの頃に受けるのがよいでしょう(一般的には、接種間隔は2~4週とされています)。以下は当院として推奨するワクチン接種時期の例です。どんなに遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことをお勧めいたします。

(2回接種の例)
 1回目 10月下旬~11月上旬
       ↓(4週後)
 2回目 11月下旬~12月上旬

(1回接種の例)
 1回目 10月下旬~12月上旬

ワクチン接種後の効果の持続期間ですが、一般的には、2回の接種後1か月で77%が有効予防水準に達し、接種後3ヶ月で有効抗体水準は約78..8%と維持されていますが、接種後5ヶ月では約50.8%まで減少すると言われています。 
つまり、11月上旬に最後の接種をした方は、2月上旬までは約80%、4月上旬までは50%の抗体が維持されます。これが12月上旬ですと、3月上旬までは80%、5月上旬までは50%、ということになります。
この通り、実際に流行したウイルスと、前述の予測されたワクチンに含まれているウイルスの抗原型が一致した場合には、約3ヶ月間は高いレベルで効果が続きます。さらに、以前にインフルエンザに罹患したことがあって基礎免疫を持っている場合は、有効な抗体水準は3ヶ月を過ぎても維持されますが(前述の「ブースター効果が高い」ということです)、インフルエンザ罹患歴がなく基礎免疫がない場合には、効果の持続期間が1ヶ月ほど短くなるといわれています(前述の「プライミング効果が低い」という話です)。
(インフルエンザワクチン, ワクチンハンドブック, 130-141(1994)より)
 

【他の予防接種との接種間隔】

不活化ワクチン及びトキソイド接種を受けた場合は、6日以上の間隔をあけて、
生ワクチン接種を受けた場合は、ウイルスの干渉を防ぐために27日以上の間隔をあけて、
次のワクチンを接種することが推奨されています。

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安全性を確保するために、インフルエンザ予防接種の前に受けたワクチンをご確認ください。

【不活化ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は6日以上あける
インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、インフルエンザ、DPT-IPV、DPT、DT、ジフテリア、
破傷風、ポリオ、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、子宮頸がん

【生ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は27日以上あける
MR、麻疹、風疹、BCG、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス、黄熱
 

【妊娠中・授乳中の接種】

妊娠中の接種に関する安全性は確立していないので、妊婦または妊娠している可能性のある場合には、予防接種の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること、となっています。予防接種後の胎児の先天異常の発生率は、接種を受けていない自然発生率より高くなることは無いという報告もありますが、妊娠中の投与に関する安全性は確立しておらず、動物実験では薬剤の胎盤通過性が報告されています。よって、万が一の危険性を心配される方は、接種を控えたほうが良いと思われます。妊娠中の方は、通院中の産科担当医にご相談されることをお勧めいたします。「接種は問題が無い」、と言われた妊婦さんのワクチン接種については、当院でもご相談いただけます。

一方、授乳期間中は、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無く、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。

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しかし、授乳期間中にインフルエンザに罹患した場合、授乳を続けながら抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を使用することは出来ません。なので、授乳しながらでも受けられるワクチン接種による予防をお勧めいたします(以下をご参照ください)。

※    授乳中のインフルエンザ治療
授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられています。しかし、母親と乳児は日常から接触する機会が多く、母乳とは関係なく、咳などの飛沫感染によって乳児に感染する可能性が高いと思われます。
そして、抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザなど)は母乳中に移行すると言われており、投与中に母乳を与えることは避けることとなっています。米国予防注射詰問委員会の勧告では、抗インフルエンザ治療薬について、「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とあります。
 
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【ワクチンに含まれる添加物について】

ワクチンの中には、保存料として「チメロサール」という水銀化合物が添加されているものがあります。

チメロサールが主な原因と考えられるアレルギーの報告例もあり、アメリカではワクチンの中のチメロサールをできるだけ早く低減または削減するとの方針が出され、ヨーロッパでも「使用上の注意」にチメロサールによる過敏症が起こる可能性がある旨を記載するという方針が出ました。

これを受けて、日本国内でもチメロサールによる過敏症に関する注意を「重要な基本的注意」に追記しています。チメロサールを含むワクチンの接種により、過敏症(発熱、発疹、蕁麻疹、紅斑、痒み)が現れたとの報告があり、接種後は十分な注意が必要とされています。
こちらには、チメロサールに関する非常に詳細な記載がありますので、興味のある方はご参照ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/thimerosal1.html
(横浜市衛生研究所のHPより)
 

【乳幼児ワクチン接種と脳症の関係】

インフルエンザの後遺症として有名なのが、インフルエンザ脳症です。ワクチンによって、仮にインフルエンザに罹患してもインフルエンザ脳症まで発現しないようにすることができるかについての研究も行われています。

平成16年に発表された「乳幼児(6歳未満)に対するインフルエンザワクチン接種について」-日本小児科学会見解- では、

「インフルエンザ脳症患者とインフルエンザ罹患者の間でワクチン接種率に有意な差はなく、インフルエンザ脳症の阻止という点でのインフルエンザワクチンの有効性は低いと考えられる。しかし、インフルエンザ脳症はインフルエンザ罹患者に発症する疾患であるところから、インフルエンザ罹患の可能性を減じ、その結果として脳症発症の可能性のリスクを減じる可能性はあり、ワクチン接種の意義はあるものと考えられる。」

となっています。すなわち、インフルエンザワクチンを接種していたからと言っても、インフルエンザに罹患してしまうと脳症を生じる可能性はある、ということです。異常行動や異常発言、けいれんといった症状がある時には、早急に医療機関を受診することをお勧めいたします。

インフルエンザ予防接種により脳症を防げないのであれば、予防接種は受けずに罹患した時に治療すればよい、という考えもあるかもしれませんが、私はそうは思いません。インフルエンザ脳症の原因のほとんどがA型であり、A型はワクチンの効果が期待できること、インフルエンザ発病から脳症発症まで1日ちょっとしかないため、医療機関を受診して抗インフルエンザ薬を開始しても脳症に至ってしまう可能性があり、インフルエンザそのものの予防が重要であること(そもそもインフルエンザに罹患しなければ脳症にも罹患しません)、が理由です。

インフルエンザ脳症に関連して、一時期は抗インフルエンザ薬「タミフル」が飛び降りなどの異常行動の原因と報道されたことがありましたが、「タミフル」で飛び降りなどの異常行動が出たのではないとの報告が多数あります。インフルエンザの予防接種と、発症時の早期治療こそが、脳症による事故を防ぐ方法であると、私は考えています。

より詳しい解説については、以下の厚生労働省のHPもご参照ください(「タミフル」についてはQ12に解説があります)。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
 

【当クリニックの予防接種】

(1)    チメロサール(水銀を含有した保存料)の入っていない、1人で使い切り型のワクチンは、流通数自体が少ないために、数に限りがあります。原則として早いもの順で、無くなり次第終了です。小さなお子さんや、授乳中の方、妊婦さん(通院中の産婦人科で接種の許可すみ)、水銀の副作用が心配な方には、特にお勧めいたします。
10/28(火)現在、チメロサールの入っていない(水銀を含まず安全性が高い)シリンジでの接種希望の方が圧倒的に多く、健康や安全を考える方が増えてきたのだと思われます(シリンジタイプは、今のところまだ在庫がありますが、無くなり次第、終了です)

水銀なしをご希望の方は、
 ・1回接種の方は、入荷次第早い者順で終了
  (予約確保は原則として行っていませんが、早期の接種希望の方はお電話で
  お問い合わせください)。
 ・2回接種の方(13歳未満)は、1回目を当院で行った場合に限り4週後まで
  確保の予約を受け付けます。

(2) 小児は、誤接種を防ぐために母子手帳を持参して下さい。

(3)下記に該当する方は、公費助成により、窓口負担1,050円です。
   証明書や手帳を持参して下さい。
 ・60-64歳の苫小牧市民で、一定の障害者はそれを証明する身体障害手帳。※1
 ・65歳以上の苫小牧市民は、年齢を確認するための運転免許証や保険証。
   詳しくは、この記事の下方に別記してありますので、ご参照ください。

(4) 上記(3)該当者で、かつ生活保護世帯は無料です。保護手帳を持参ください。

(5) 接種開始日は、10/28(火)です。

10月中は、完全予約制とさせていただきます。
当院診察時間にお電話にてお問い合わせをお願いいたします。

(TEL) 0144-53-5800

11月以降ですが、予約の方を優先にしたいと考えております。完全予約制では
ありませんが、確実に接種を受けていただくためには、在庫確認のために電話での
お問い合わせと予約をお勧めいたします(在庫がなくなり次第終了いたします)。

接種の時期ですが、遅くとも12月上旬までには接種を済ませておくことを
お勧めいたします。
2回接種の方は、1回目を10月下旬~11月上旬に、2回目をその3~4週後に
受けることをお勧めいたします。

(6)価格と回数

【生後6か月以上 1歳未満】
1回2000円

2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
母子手帳をご提出ください。

【1歳以上 3歳未満】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーなどの副作用が少ないタイプも選べます。
(製造数が非常に少ないです(昨年以上に)在庫がなくなり次第、終了します
   
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2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
母子手帳をご提出ください。

【3歳以上 13歳未満】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーの副作用が少ないタイプも選べます。
製造数が非常に少ないです在庫がなくなり次第、終了します

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2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
小児は母子手帳をご提出ください。

【13歳以上】
→水銀の添加物を含まず、アレルギーの副作用が少ないタイプも選べます。
製造数が非常に少ないです在庫がなくなり次第、終了します

1回2500円

1回3300円(水銀の保存料なし。1人で使い切りタイプ)

原則として1回接種です。※2

※2 一般に、13歳以上では1回接種で十分な免疫が得られるとされています。
 但し、13歳以上でも基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が
 抑制されている状態にあると考えられる方などは、医師の判断で2回接種
 となる場合があります。

ワクチンは数に限りがある貴重なお薬で、また瓶の製剤の場合、一度開封してしまうと保存することができません。大事なワクチンが無駄にならないよう、窓口で予約していただくことをお勧めいたします(予約がなければ接種が受けられないということではありませんが、確実に接種を受けていただけるためには予約をお勧めいたします)。

また、体調を崩したり、都合が悪くなって予約をキャンセルされる際には、早めにご連絡いただけますと、貴重なワクチンが無駄にならずに済みます。御協力のほどを宜しくお願いいたします。

その他、インフルエンザの予防接種に関するお問い合わせは、遠慮なく、当院の診察時間にお電話でお願いいたします。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
(厚生労働省のホームページ)
 

【公費助成を受けられる方】

平成25年11月1日~26年1月31日

・下記に該当する方は、公費助成が受けられます。

・氏名・年齢・住所を確認できる身分証明書や、必要な手帳をお持ちでない
場合には、公費助成は受けられません。

・必要書類をお忘れの方は、持参のうえで再来院をお願いいたします。 

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  窓口での負担は、(1,050円)です。

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  窓口での負担は、無料です。

非課税世帯の方でも生活保護世帯以外の方は有料になります。
期間外の接種は対象外となりますのでご注意ください。
苫小牧市に住んでいても苫小牧市に住民登録が無い場合は対象外となります。
市外の医療機関で接種したときなど、全額自己負担で接種された方への補助はありません。

ヨモギ花粉症とヘルパンギーナが流行しています

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長 黒田です。

9月に入り、徐々に気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきました。
朝・晩には、冷たい風も吹き始め、昼間の青空もどことなく秋空の雰囲気です。

さて、今年も秋の花粉症が始まっています。
8月中旬から9月には、ヨモギの花粉が飛散します。
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(北海道立衛生研究所のHPより)

ヨモギは、公園や道端、時には住宅のすぐ隣にたくさん生えていることがあります。
クリスマスツリーのモミの木のような形をしており、大きさは大人の背丈ぐらいまで伸びることがあります。

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鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみが出てきたら、「気温が下がって風邪を引いただけ」と考えずに、「もしかしたら花粉症?」と疑ってみたほうが良いかもしれません。
毎年、季節の変わり目のこの時期に鼻症状や目のかゆみが出るようであれば、一度アレルギーの検査をして、しっかりと診断病名をつけて治療したほうが良いかもしれません。
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そして子供さんに鼻症状が出ている時には、中耳炎が無いか確認することも重要です。
発熱を伴う鼻水では、「風邪」ではなくて、「アレルギー性鼻炎と急性中耳炎」ということもあります。
小さなお子さんでは耳に関する症状を上手に訴えることが出来ないため、中耳炎の発見が遅れてしまい、重症化してからの来院となってしまうこともあります。重症化してしまうと、治るまでに日数がかかる他、場合によっては鼓膜切開が必要になる場合もあります。
子供の場合には、鼻水が出たら念のため耳も確認、が宜しいかと思います。

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さて、当ブログでは、アレルギーに関する情報ばかりが続いてしまいましたので、別な話題も御紹介いたします。

現在、幼稚園や保育所などで「子供の夏風邪」が流行っております。
正確にいうと、「ヘルパンギーナ」というウイルス性の感染症です。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。

ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
麻疹や風疹、水痘とは異なり、一度罹患しても何度でも繰り返することがあります(原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです)。
多くは38-39℃の高い発熱が主な症状です。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱を認めることで、診断されます。
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昨年大流行した「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。

どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。
保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内でさらに感染を広げてしまうことがあります。
診断を受けた場合には、マスクをつけて、更なる感染を広げない様にしましょう。特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用を行いましょう)。

これらの夏風邪は、大人ではあまり罹患することがありません。
大人で発熱とのどの痛みがある場合には、扁桃炎の他、咽頭炎・喉頭炎を生じていることが多いです。

風邪症状でお困りの際にも、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

イネ科の花粉症の季節です。夜の咳はありませんか?

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

早いもので1年のうちの半分が終わり、7月になりました。
暖かい日も増えてきて、お散歩や公園遊び、屋外でのレジャーなど、楽しみが増えてくる季節ですね。

さて、雪解けの頃から始まっていた「ハンノキ」花粉症、そして前回お伝えしました「シラカバ」花粉症も一段落しました。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm

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http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm

そして、昨年もお伝えいたしましたが、5月下旬からはイネ科の雑草の花粉症が本格化しており、現在ピークを迎えております。

イネ科の雑草で代表的なものは、「カモガヤ」と「オオアワガエリ」です。

「カモガヤ」は牧草として有名ですが、道端や公園にもたくさん生えているので、よく見かけるのではないでしょうか。
下の写真が「カモガヤ」ですが、稲や麦のような穂をつけたような形をしているのが特徴で、家の周りを見てみると驚くほどたくさん生えていることがあります。

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(苫小牧のカモガヤ)

続いて「オオアワガエリ」です。
下の写真の様な特徴的な形をしており、これも牧草地に多いのですが、道端や公園にもたくさん見かけます。

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(苫小牧のオオアワガエリ)

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/ine/ine.htm

例年7月いっぱいは、イネ科の花粉が飛散しますので、これらに対するアレルギーをお持ちの方は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけではなく、目のかゆみが生じることもあります。
6月初めからの鼻炎症状が改善しない方は、風邪が長引いているのではなく、イネ科の花粉症かもしれません。

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実際、6月に鼻症状で来院された患者さんで、これらのアレルギーが強く疑われて血液検査を受けられた方には、「カモガヤ」アレルギーが判明した方がたくさんいらっしゃいました。

耳鼻咽喉科専門医の診察を受けると、これらのアレルギーが無いか検査を受けることが出来ます。
花粉症が判明すれば、現在の治療の方針がしっかり立てられるだけではなく、来年以降も花粉症の症状が出る時期が予想できますし、適切な薬を早目に使用することで症状の出現を未然に防ぐことも可能となることがあります。
診察の際には、薬の処方を受けるだけではなく、原因をしっかり調べることをお勧めいたします。
 

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また、これも以前にお話ししたことがあるのですが、鼻炎症状のある方は、夜間~朝の起床時に限定した強い咳が出やすいのが特徴です。
原因としては、「アトピー咳嗽」、「咳喘息」、「後鼻漏による咳」などの可能性があります。

当院の過去のブログで解説しておりますので、宜しかったらご参照ください。
Googleで、「夜」と「咳」、あるいは「後鼻漏(こうびろう)」という単語で検索をすると、一番上に表示されます。おそらく、これらの症状でお困りの方が沢山いらっしゃるのだと思います。

http://www.taku-jibi.jp/blog/227/
(長引く夜間に強い咳でお困りの方へ)
http://www.taku-jibi.jp/blog/102/
(後鼻漏による咳)
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日中はほとんど咳が出ないのに、夜の咳、朝の咳が強い方は、アレルギー検査にてハウスダストやダニが原因と判明することもあります。

また、レントゲン検査で副鼻腔炎が発見されることもあります。副鼻腔炎の中には、鼻症状がほとんど無く、後鼻漏による夜の咳だけが症状となっている事も少なくありません。

この様な場合には、咳止めや気管支拡張剤を使用しても効果が無く、抗アレルギー剤や副鼻腔炎の薬を使用することで、症状が劇的に改善することもあります。

今回ご紹介したような症状がある時には、是非とも耳鼻咽喉科専門医へ御相談ください。

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今年もシラカバ花粉症が始まりました。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

気温も上がり、初夏の陽気を感じる日もある今日この頃です。
そして、今年も花粉症が本格化してきました。

前回もお伝えいたしました通り、4月にはハンノキの花粉症が始まりましたが、こちらは短期間で終わりました。
しかし、その直後のゴールデンウイークの頃から、「シラカバの花粉症」が始まっています。シラカバ花粉症では、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛などの症状が強く出る傾向があります。

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鼻風邪と花粉症を区別することは重要です。
花粉症の場合には、風邪薬では効果が無いことが多く、また、花粉症の程度によって適切な薬剤を選択しなければ、抗アレルギー剤を内服しても十分な効果が得られないことがあります。
アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻を見てもらってから処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。

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それでは、今年の2月に発表されていたシラカバ花粉症の飛散予測について見てみましょう。

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(日本気象協会のHPより)
http://n-tenki.jp/sp/kafun/zenkoku/

飛散数の予想ですが、ここ数年との比較では130%とやや多く、昨年との比較では200%を超えて非常に多い、とされていました。

 

そして、実際の飛散量は以下の通りです。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm

 予想は当たっており、また気温の高い時期があったせいか、昨年よりも早期に大量の花粉が飛散していることが分かります。

 花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜではなく、シラカバ花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、アレルギーの治療を開始することをお勧めすることがあります。

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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要だと考えています。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えないでいることもあり、「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

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 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
2つの病気を合併している場合には、両方の治療が必要なことが少なくありません。

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 「ゴールデンウイーク前後から6月までの鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。

ハンノキの花粉症の季節です

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長黒田です。

雪も融けて、すっかり春の陽気となってきました。
小さなお子さんは、入園式や入学式を控えているでしょうか。また、転勤や新しい職場でのスタートなど、何かと生活環境が変わるこの季節、体調管理には気をつけたいですね。
ちょっとした風邪症状と思われても、早めに医療機関を受診することをお勧めいたします。

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さて、インフルエンザも終息に向かっていますが、今年は2月ごろからのB型インフルエンザが長く続きました。4/1現在でも、発熱で当院に来院された患者さんを検査するとB型と判明することがあります。患者さんの数はぐっと減りましたし、このブログがアップされる頃には終息していると思いますが、家族内感染を防ぐためにも、発熱を伴う風邪症状があれば遠慮なく御相談ください。

さて、春とともにやって来るのが花粉症です。

本州ではスギの花粉症が有名ですが、北海道では道南の一部を除いてスギ花粉症で困ることはありません。その代わり、北海道の植生の特徴として「カバノキ科」の樹木が多く、これらの花粉症の患者さんがたくさんいます。

カバノキ科には、「シラカバ」や「ハンノキ」があります。
「シラカバ」は、例年ゴールデンウィークの頃から花粉を飛ばすことで知られており、昨年は飛散量が非常に多く、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みで困った方がとても多かったと思います。
一方、「ハンノキ」は、まだ雪が残る3月下旬頃から花粉を飛ばします。
ハンノキの周りには野鳥のさえずりも聞かれ、春の訪れをいち早く伝えてくれる樹木なのですが、花粉症の原因にもなります。
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以下は、今年の3/31現在、札幌のハンノキ花粉の飛散状況です。

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(北海道立衛生研究所HPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm

2012年はほとんど飛散しなかったのですが、昨年2013年は短期間に多数の花粉が飛びました。そして今年は既に飛散が始まっております。

鼻水、鼻づまり、くしゃみ、でお悩みの方は、ハンノキ花粉症の可能性もあります。
また、アレルギー性鼻炎をお持ちの方は、副鼻腔炎の合併も考えられます。
「風邪の残り」、「鼻かぜ」とは限らないため、耳鼻咽喉科専門医の受診と相談をお勧めします。

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また、アレルギー性鼻炎が疑われる際には、鼻炎の薬で治療するだけではなく、しっかりと検査をして確定診断をつけることが重要です。
当院では、花粉症を含めた成人用アレルギー検査の他に、小児の就学前アレルギー検査も受け付けておりますので、遠慮なく御相談ください。

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